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厚生省では、昭和53年(1978年)度に「国民健康づくり対策」をスタートさせ、それまで力点のあった疾病対策から予防重視へと転換し、「栄養・運動・休養」のバランスのとれた健康で豊かな生活習慣の確立を健康づくりの基本としている。そして、昭和68年(1988年)度には「アクティブ80ヘルスプラン(第2次国民健康づくり対策)」をスタートさせ、より一層の健康的な生活習慣の確立を推進している。(図表2-1参照)

さらに、平成9年度において厚生省は、健康づくり対策の一層の充実強化を図るため、高齢者の機能維持など、年齢に応じた運動の実践や食生活の指導を行う健康増進事業への取組を開始した。同時に市販食品の栄養成分表示制度の活用など、栄養指導業務の推進、「たばこ行動計画」を踏まえた喫煙対策の推進、現代社会でのストレスへの積極的な対応を図るためのストレス対策研究への取組など、健康づくり対策の一層の推進を図りつつある。

 

図表2-1 アクティブ80ヘルスプランの考え方

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資料:厚生省「アクティブ80ヘルスプラン」

 

 

 

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