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(2) 大崎上島3町の人口・人口構造の状況

 

ア 人口の推移

 

大崎上島3町の人口は、住民基本台帳によると平成10年3月末日で大崎町4,659人、東野町3,159人、木江町3,078人の合わせて10,896人となっている。国勢調査ベースで人口の推移をみると、大崎上島全体では昭和50年(1975年)の16,643人から20年間で約35%の減少を示し、平成7年には10,854人となる。中でも、木江町は過去20年間で44%、東野町は35%の減少を示し、特に平成2年から7年にかけての人口減少が著しい。母都市である竹原市も、昭和55年以降人口が減少し、広島市などの都市圏での一極集中型人口動態となり、地方都市圏での都市機能、生産機能が低下している。(図表1-2参照)

現在の傾向で人口減少が続くとすると、次頁の図表1-3に示すとおり、平成17年には、大崎上島の人口は8,300人程度となり、平成7年に比べて約2,500人(23%)程度の減少となる。特に木江町では約3,000人から2,200人程度、東野町では3,300人から2,600人程度まで減少し、現在の地域社会の維持形成が困難になるものと考えられる。

 

図表1-2 大崎上島・下島の人口の推移

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資料:総務庁「国勢調査」

 

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