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図表4-5 「マリン・エコツアー」の位置づけ

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(5) 漁業振興と連携したまちづくり

海洋汚染や乱獲による漁獲量の減少、安い輸入魚の増大、他産業との賃金格差による後継者難など、漁業は厳しい環境にあり、牡蠣が好調な本町においても、今後、赤潮や地球温暖化に伴う海水温度の上昇などが懸念される。

海のレクリエーション・スポーツの推進にあたっては、海の環境汚染、漁業資源の破壊、操業の妨害にならないよう、漁協と調整を図り一定の利用水域を指定し、指導員(インストラクター)・案内人(ガイド)体制を整備し、海の利用のルールとマナーの確立を図る。また、漁協などの観光漁業や「釣り公園」構想などと連携した取り組みを進める。

 

(6) 商業振興と連携したまちづくり

本町は、かつては漁業、造船、窯業(耐火レンガ)、海運の町として、活気のある商店街を擁してきたが、人口の減少、自動車の普及、通勤圏の拡大、周辺市町への大型店の進出などの影響を受けている。

活気のある中心市街地づくりのためには、観光商業の振興が重要な1つの課題であり、シーカヤックのまちづくりを進め、積極的な情報発信(宣伝)を行い、観光客の増大を魅力的な商品開発―販売へと結びつける。

 

 

 

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