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第5章 鉄道乗り入れ効果と影響

 

1. 乗り入れに伴う鉄道利用者の増加推計

遠州鉄道の天竜浜名湖鉄道への乗り入れに伴い、天竜市街との接続性が高まり、それが利用客の増加にもつながるものと考えられる。実際に、西鹿島−天竜二俣駅間の鉄道を新規に利用する属性は、以下のように想定される。

このうち、1]についてはバスからの移行であり、純粋に新規の公共交通需要という点では2],3]が相当する。

 

○ 鉄道利用(天竜二俣駅−西鹿島間駅)にシフトすると考えられる属性

1] 現在、天竜市街から西鹿島駅までバスを使っている人

2] 現在、天竜市街から西鹿島駅まで車での送迎を受けている人

3] 現在、天竜市街から目的地(ただし、遠鉄線の駅に近いところ)まで車を利用している人

 

天竜市街と浜松市方面との、現在の公共交通による基本的な移動パターンについて示したものが図表5-1である。上記属性の人数を把握するためには、現在西鹿島駅に何らかの方法でアクセスしている人数を把握することが必要である。

 

図表5-1 公共交通利用による天竜市街地と浜松方面との間の基本的な移動パターン

 

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