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3.神戸港物流事業者の経営状況

神戸港の港湾物流に携わる企業の財務データを用い、神戸港物流事業者の経営状況を概観した。

財務データは企業単位のデータとなっていることから、必ずしも神戸港港頭地区の状況を示すものではない。そのため、分析にあたっては神戸港での事業のウェイトが高い企業33社を対象とし、それらの平均値を用いることとした。また、港湾運送事業部門の財務データを取得することが可能である従業員数、営業損益等の項目については、港湾運送事業部門の状況を詳細に検討した。

調査時点は1990〜97年度の8時点とし、時系列の比較検討を行った。今回の調査では、財務データ自体の時系列分析に加え、以下に示す様な主な経営指標を算出し時系列の比較を行った。

なお、以下の検討は神戸港の全事業所を対象としていないことや、他に兼業している事業部門の要素も含まれていることに留意されたい。

 

■調査対象

○神戸港での事業ウェイトが比較的高い港湾物流事業者

・ステベ(7社)

・海貨事業者(10社)

・港湾荷役業者(6社)

・沿岸荷役業者(10社)            計33社

 

表1-3.検討に用いた主な経営指標

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