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表6 台車けん引装置が車体中心側にある場合の試験

 

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2) 速度パターン

a 横力負荷無しの場合

静止状態から徐々に速度を上げて速度50km/hで定速を保ち、振動状態を調べる。安定を確認の上、20kmm/hピッチで速度を上げ、70km/h、90km/h、110km/h、130km/h、150km/hの各速度で定速を保って、振動状態を調べる。150km/hからは10km/hピッチで速度を上げ、160km/h、170km/h、180km/h、190km/h及び200km/hまで試験を行う。

それ迄に振動が発生し、共振・発散するなど試験続行出来ない不安定な状態になった場合は、振動が消滅するまで速度を下げた後、再び速度を上げて自励振動の発生する速度を調べる。

b 横力負荷有りの場合

上記と同じ速度パターンで、各定速度で車体を横方向に500kgfで引っ張った後、解放して左右方向に外乱を与え、過渡振動の発生状況を調べる。共振・発散が発生した場合は一旦振動が収まるまで速度を下げた後、速度ピッチを細かくして、過渡振動が発散する速度を把握する。

 

 

 

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