きびしい暑さの中、ここ大阪市中央体育館に、北は北海道から南は沖縄までの37都道府県から、426名の元気あふれる中学生の皆さんを迎えて、「JOCジュニアオリンピックカップ第6回全国中学生なぎなた大会」を盛大に開催できますことを、皆様とともに喜びたいと思います。
これも、本大会開催の趣旨に深いご理解をお寄せ下さいました文部省をはじめ、大阪府ならびに大阪市ほか関係諸団体のお力添えによるもので、衷心より厚くお礼申し上げます。
青春時代の最も多感な時期である中学生活を、日本の伝統文化であるなぎなたに賭け、多くの仲間とのお稽古をとおして、心の豊かさと健康を育み、自らを高める努力をつづけている皆さんの生き生きとした表情は、私たちに21世紀の明るい未来を予感させるものがあります。
来年4月には、フランス・パリ市において第2回世界なぎなた選手権大会が開催され、その4年後にはアメリカが予定されております。ここに集まられた中学生の皆さんが、なお一層なぎなたに精進され、将来は国際社会の場で日本を代表する選手として、またよき指導者として活躍されますこと心より期待いたします。
本日出場されました選手の皆さんは、持てる力を出しきって悔いを後に残さないように、そして今日の出会いを大切に、よい思い出をつくられますよう願っております。
終わりに、本大会開催に格別のご尽力を賜りました大阪なぎなた連盟の皆様に深甚なる敬意と謝意を表しましてご挨拶といたします。