日本財団 図書館


1 都道府県名

山梨県

 

2 モデル地区名

塩山市地域安全パイロット地区

 

3 重点となる活動項目

(1)犯罪等の未然防止活動

ア 防犯協会と強力しての防犯診断

イ ぶどう盗防止対策

ウ 自転車、バイクの防犯登録・カギ掛けチェック

エ 金融機関への防犯指導と防犯笛の配布

オ 防犯座談会の開催

(2)青少年の健全育成活動

ア 防犯少年柔剣道大会の開催

イ 「薬物防止、刃物不所持教室」の開催

ウ 青少年に有害な図書の実態調査と協力要請

エ チラシ、ビラの撤去活動

(3)地域安全情報の提供等の広報活動

ア 駅頭におけるチラシ等の配布と広報活動

イ 「地域安全ニュース」の発行と回覧

ウ 「ミニ広報紙」の活動

 

4 活動事例

(1)地域安全推進員の委嘱式

平成10年度「モデル地区」に指定されたのを受け、塩山警察署において、警察署幹部、防犯協会幹部、推進員15名が出席して「委嘱式」を行い、委嘱状を交付するとともにブレザー等を配分した。その後、刑事生活安全課長から犯罪情勢、少年の補導状況、地域安全活動の重要性、推進員の役割等について説明があり、警察署長、防犯協会支部長から激励をかねた挨拶があった。

(2)地域安全推進会議の開催と駅頭広報

8月21日、塩山警察署において推進員会議を開催、推進員が地域安全活動について意見発表を行うとともに、生活安全係長から今後の具体的活動の進め方について説明があった。会議終了後、JR塩山駅前において防犯チラシの配布による広報活動を行い、また、駅前駐輪場において「自転車、バイクの防犯登録」「カギ掛けのチェック」を実施し、警告文を配布した。

駅頭広報及び駅前駐輪場のチェックについては、全国地域安全運動期間中の10月13日の早朝にも実施した。

(3)“ぶどう盗”防犯対策

管内では、例年、高級ブドウを狙った盗難事件が発生することから、防犯対策として、立看板10本を設置するとともに、チラシ3000枚を配布した。これにより、農家の注意が促されるとともに、地元新聞にも大きく掲載され、さらには自主警戒によるパトロールが行われた結果、平成10年度の“ぶどう盗”発生は1件にとどまった。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION