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2)造船・重機関係

 

造船・重機関係では以下の2社の例を収集した。船舶内装関係では、国内工場向けの材料の輸入、海外生産向けの材料の輸出の双方が発生している。重機関係では、中国・韓国・ヨーロッパから部品を輸入している。

(船舶内装関係)

*内装材料(クロス等):主に大阪港→台湾(8TEU/月)、シンガポール等

*内装材料(金物等):韓国(4TEU/月)、台湾(4TEU/月)等→博多港等

(重機関係)

*部品:中国・天津→北九州港(100TEU/年)、釜山→伊万里港(5TEU/年)

ヨーロッパ(ハンブルク)→博多港(11TEU/年)

 

3)窯業関係

 

窯業関係では耐火煉瓦が韓国向け13TEU/月、マレーシア向け20TEU/月程度輸出されているとみられるが、本社(親会社)が取り扱うため、詳細は不明である。

 

4)繊維関係

 

繊維関係では、アパレル業界において中国との間で原材料の輸出、製品の輸入という国際分業に伴う物流が発生している。また、軍手等を同様に中国で生産・輸入している例がある。

(アパレル関係)

*アパレル原材料:大阪港→中国・台湾・韓国(2TEU/月)

*アパレル製品 :上海→大阪・神戸・東京・北九州・博多港(10TEU以上/月)

(輸出には高級アパレル製品も含む)

(軍手等)

*軍手・軍足等:上海(98%)、連雲港(2%)

→北九州港(60%)、新潟港(30%)、富山港等(10%)(15TEU/月)

(実際にはほとんど40フィートコンテナで輸入)

 

5)その他

 

このほか、種苗関係で種子等の輸入の例を把握した。

(種苗関係)

*ニンニク、牧草種子:上海(TEU/年)、台湾・基隆(3TEU/年)→北九州港

 

 

 

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