日本財団 図書館


12. 複合環境における影響の調査結果

 

同一環境(電波暗室内)に置かれた機器から放射される電磁波による相互の影響を見るため、電波暗室に4台の供試品を出来るだけ接近させた状態で作動させた。

また(航海船橋内で使用されていると思われる携帯型の電子、電気機器の電磁放射レベル(エミッション)を測定した。測定された機器の種類は次のとおりである。

(1)ノートパソコン FMV-BIBLO 富士通製

(2)ラップトップパソコン PC286LS エプソン製

(3)掃除機 CV-W71 日立製

(4)ディジタルビデオ DCR-VX1000 SONY製

(5)電気ひげそり RM-119 日立製

 

12.1 同一環境内での各供試品の相互の影響について

 

各供試品の対策前の最大電磁放射レベル(エミッション)を次に示す。

(1)ナブテックス受信機:47dBμV/m(482MHz)

(2)電力制御装置:51dBμV/m(28MHz)

(3)スピードコントローラ:42dBμV/m(300MHz)

(4)油分濃度計:64dBμV/m(90MHz)

供試品の配置は図54〜図56のとおりとし、対策前、対策後についてそれぞれ試験を実施したが全く影響は無かった。

 

113-1.gif

 

図54 300mm四方で前面を内側に配置

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION