(2)電波暗室における測定
電磁放射レベル(エミッション)の測定を行なうために電波暗室の床に厚さ2mmのアルミ板を敷いて半電波暗室として測定を行なった。
また、オープンサイトで測定した時の供試品の方向とアンテナの高さを基準にし、電波暗室において方向とアンテナの高さを再調整して電磁放射レベルの最大点を求め、測定を行なった。
A. ナブテックス受信機
すべての周波数において基準内であった。
B. 電力制御装置
150kHz〜30MHzの周波数帯において最大で50dBμV/mであり基準外であった。
30MHz〜1GHz水平偏波の場合に160MHzでであり基準外であった。
C. スピードコントローラ
150kHz〜30MHzの周波数帯においては基準内であった。
160MHzの周波数で水平偏波で29dBμV/m、垂直偏波は27dBμV/mであり、基準外であった。
D. 油分濃度計
150kHz〜30MHzの周波数帯においては基準内であった。
30MHz〜1GHzはオープンサイトで測定した場合と同じように超音波回路が作動すると30MHz〜156MHzで最大63dBμV/m、156MHz〜165MHzで最大34dBμV/m、165MHz〜1GHzで最大58dBμV/mとなり、基準外であった。