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7-1-11 EPIRBテスター

406 MHz衛星EPIRBが要求されている電気的性能基準を満足しているかを測定する装置で、測定結果は自動的にプリントアウトされる。

EPIRBテスターの測定項目及び許容誤差は次のとおりである。

(a) 送信電力:5W(37.5 dBm)±2dBの範囲内

(b) 搬送波の周波数:406.025 MHz±5KHzの範囲内

(c) 送信の周期:50±2.6 秒 の範囲内

(d) 搬送波の無変調送信時間:160 ±2.l ミリ秒の範囲内

(e) データ送信時間:440 ±4.9 ミリ秒の範囲内

(f) 総合:規定のID符号であること。表示灯の点滅が毎秒20〜30回であること。

EPIRBテスターの一例を<図 7-1-16>に、測定方法の一例を次に示す。

(a) 電波暗室又はシールドルーム内で行う。

(b) テスターの電源スイッチを入れ十分予熱する。

(c) EPIRBの動作スイッチを入れ発信器が安定するまで待つ。(一般には15分位)

(d) テスターの測定を開始する。

(e) プリントアウトされたデータを読み、良否の判定を行う。

EPIRBを搬送するときは、架台から外す前にセレクトスイッチを必ず“オフ”の位置にするなど、メーカーの取扱説明書の指示に従って取り扱い、誤発射しないように十分注意すること。

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<図 7-1-16 >EPIRBテスター

 

 

 

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