(c) 接地は確実に行う。
接地要領についてはメーカーの工事用図書などに記載されているので、それに従うが、接地用ボルトは、機器取付前に取り付けておく。機器取付後に接地用ボルトの取付工事をすると工事が煩雑となるばかりか機器を損傷するおそれがある。
(24) その他
無線装置一式を、航海関連機器との相互の電磁干渉や通信音、プリンタ音を避けることや、予備品の保管、免許状など各種証書類の掲示、図面の保管などを考慮して、操舵室の一部に無線区画を設けて装備する場合がある。
また、A1やA2水域を航行する船舶などで、構成品が少なくて済む場合には、海図スペースを利用して配置することもある。
無線区画を設けた場合の機器配置の一例を<図 4-3-18 >に示す。