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3-2-3 導波管の布設

マストへの導波管の布設とクランプ方法の一例を<図 3-2-7>に示す。

 

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<図 3-2-7>マストへの導波管の布設とクランプ方法

 

3-3 フレキシブル導波管

フレキシブル導波管(矩形可とう導波管)は、銅板を矩形状に密着して巻き付けて矩形導波管の内面に似た形状にしたものである。 特徴としては、1]導波管の配置が容易である、2]衝撃を吸収する作用がある、3]伝送損失が大きい、などがあげられる。

このため、導波管の振動を機器に伝えないために導波管と受信機の間に挿入されたり、ベンドでは対応できない曲がり部分に使用されたりするが、損失が大きいので、使用数は1個を限度とする。

フレキシブル導波管の許容曲げ内半径はH面を曲げる場合は 350mm、E面を曲げる場合は 150mmであり、許容捩じり角は160 度/mである。

 

 

 

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