日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

通信講習用 船舶電気装備技術講座 【レーダー】基礎理論編

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


このように、短波帯の電波は電離層の状態によってその伝搬距離が決まるので、最も安定に通信できる周波数を選ぶ必要がある。短波帯では、船舶の遭難通信用に4MHz帯、6MHz帯、8MHz帯、12MHz帯、と16MHz帯(他に直接印刷電信用に19,22,26MHz帯)に割り当てられているのはこのためである。

電離層の状態は、1日の時間、季節、太陽活動の状態によって変化するほか、日変化もあって複雑である。電離層の状態に応じて使用可能な最高使用周波数を最高使用可能周波数(MUF)、最低周波数を最低可能周波数(LUF)と呼び、このMUFとLUFの間の周波数が選定される。普通はMUFの85%が最適運用周波数(FOT)として安定な通信が可能とされている。

短波の電波の電界強度の予測は、全世界的な電離層の分布などを使用して電子計算機による複雑な計算を必要とするので、中波のように簡単に示すことはできない。

 

9・6 超短波の伝搬

超短波(VHF)帯は、通常の電離層の状態では電離層を突き抜けてしまい、地表波の減衰も早いので、送信空中線からの見通し距離内では空間波、すなわち、直接波と大地反射波の合成波が伝搬の主体となり、通常の場合は、見通し距離を超えると若干の距離は回折波が伝搬をする。したがって、超短波の場合の見通し距離内での伝搬は、図9・8 の幾何光学的な近似が成り立ち、自由空間の電界強度の計算法で求めた直接波と大地反射波のベクトル和で表すことができる。

 

220-1.gif

図9・8 完全な見通し内の電波通路

 

大地があるための電界強度Eと自由空間の電界強度E0 の比で表した大地による伝搬損は次の通りである。

 

E/E0=〔1+R2-2Rcos{(4πh1 h2)/(dλ)}〕1/2   (9・4)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
96位
(29,244成果物中)

成果物アクセス数
123,087

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2017年12月9日

関連する他の成果物

1.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気装備概論編】(初級用)
2.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気艤装工事編】(初級用)
3.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気工学の基礎編】(初級用)
4.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気機器編】(初級用)
5.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気艤装設計編】(中級用)
6.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気装備技術基準編】(中級用)
7.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【電気計算編】(中級用)
8.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【船舶法規編】(中級用)
9.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【試験検査編】(中級用)
10.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【レーダー】装備艤装工事編
11.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【レーダー】機器保守整備編
12.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【GMDSS】基礎理論編
13.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【GMDSS】艤装工事及び保守整備編
14.通信講習用 船舶電気装備技術講座 【GMDSS】法規編
15.船舶設備関係法令及び規則 【資格更新研修用テキスト(強電用)】
16.船舶設備関係法令及び規則 【資格更新研修用テキスト(弱電用)】
17.船舶電気装備資格者名簿
18.「船舶の電気装備に関する技術指導」の報告書
19.船舶電子機器装備工事ハンドブック
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から