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通信講習用 船舶電気装備技術講座 【レーダー】基礎理論編

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


(4) 方位分解能

同一距離にある二つの物標が、二つの映像として分かれて見える最小の角度間隔のことである。要は同じ距離にある複数の物標が分かれて見える方位角の差であるが、これは専らレーダーの送受信空中線の指向性、すなわち水平ビーム幅によって決まる。

(5) 距離精度

距離の測定はPPI上に出ている円環状の距離目盛り又はつまみによってその大きさの変えられる可変距離目盛りによって行うが、その精度は環状の目盛りを出す電子回路の周波数安定度や、CRTの掃引の直線性等によって左右される。

(6) 方位精度

空中線とPPI表示の走査との回転同期精度、カーソルの回転中心とスイープの回転中心との不一致、カーソルの回転機構の精度或いはレーダーマストの立っている位置等が影響し、主にレーダーの機構の精度によって決まる。

 

これらのことから、レーダー本体の設計、船舶への装備設計、保守及び調整の重要性が判断できる。ただ、レーダーは電波で物体を見るのであるから、それらを“目”で見るのとは若干の相違がある。一般的にいって、レーダーでは物標そのものの存在は分かっても、それが何であるか、また、その形はどうかといったことは分かりにくいということも念頭に入れておく必要がある。

 

1・3 レーダーの保守整備の必要性

第1節にも述べたとおり、レーダーは最近では船舶の運航上不可欠な装置となってきた。わが国では昭和50年11月に、 500総トン(特殊な船では 300総トン)以上の船にはレーダーを装備すること、また、長さ 200m以上の船には2台のレーダーを備えるということが法令で強制されるようになった。一方、国際的には「1974年の海上における人命の安全のための国際条約」で総トン数 1,600トン以上のすべての船舶はレーダーを装備することが強制されることになるとともに、1978年の議定書の中で、10,000総トン以上の船舶の場合には2台のレーダーを装備することが必要となった。

 

 

 

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更新日: 2017年10月14日

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