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(a) 分相始動形

(b) コンデンサ始動形

(c) コンデンサラン形

(d) 反発始動形

(e) モノサイクリック形

(f) くま取コイル形

(2) 単相電動機の一般試験項目は

(a) 巻線抵抗測定

(b) 無負荷試験

(c) 負荷試験

(d) 始動試験

(e) 温度試験

(f) 耐電圧試験

通常、多量生産されるロットでは(c)(e)項目は代表機のみ行うことが多い。試験内容に関しては、三相誘導電動機に準じて行えばよいが、詳細はJISC4203(一般用単相誘導電動機)を参照のこと。

 

2・4・15 その他の試験

(1) 振動測定(2・2・16参照)

電動機を定格電圧、定格周波数で無負荷運転し、振動を測定する。振動の測定は、弾性体で支持させて行う。ただし、わく番号250S相当以上の電動機は定盤上で行う。測定は、可能な限り両軸受部で行い、上下方向、軸と直角水平方向ならびに軸方向について測定し、その複振幅が横形では3/100mm、立て形では2/100をこえないことを確める。

(2) 騒音測定(2・2・16(2)参照)

(3) 注水試験(主として、甲板機械用電動機に適用される)

防水形の場合には3mの距離から、甲板防水形の場合には15mの距離から、ノズルの内径12・5mmの管を用いて水頭10mの水圧であらゆる方向から15分間注水を行ない、機体内に水が侵入しないことを確認する。

 

2・4・16 復習問題(5)

(1) 誘導電動機の特性試験法の種類を挙げよ。

(2) 誘導電動機の特性を算定するためには、いかなる測定を行う必要があるか。

(3) 拘束試験の方法について述べよ。

(4) 円線図法について簡単に述べよ。

(5) 誘導電動機の温度試験の等価負荷について述べよ。

(6) 誘導電動機の超過トルク耐力試験について述べよ。

 

 

 

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