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(ii)発電機に電圧が発生すると、電磁的な音や振動を発生する場合があるので注意する。

(iii)残留電圧は機械によって異なるが、定格電圧に対して2〜5%が普通で、自励交流発電機の場合はこれがあまり小さいと、電圧を確立しない場合がある。

(2) 相順試験

相順試験は端子記号に示す相順が仕様や標準規格に合っているかどうかを調べる試験で、低電圧において、回転式相回転計・ランプ式相回転計などを使用して調べる。また、回転方向の判明した小形電動機を使って調べてもよい。

 

2・2・5 規約効率の算定

一般に発電機の効率は、定格負荷状態における各部の損失を求め次式の規約効率の算定式によって求められる。

015-1.gif

 

規約効率の算出例を表2・3に示す。なお、この表は自励式発電機の場合について行ったので回転励磁機付の場合は、負荷電流=電機子電流として計算すればよい。

以下、各部の損失及び算出の方法について述べる。

 

表2・3 規約効率の算出例

(375KVA-10極-450V-481A-60Hz)

(力率1.0 の場合)

015-2.gif

 

 

 

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