図3・13は、この振動数を目盛板に示したもので、60〔Hz〕のものであれば60〔Hz〕のところで最大振幅となり、その前後は振幅が狭くなっているので一目で見極めることができる。
3・9・2 電流力計形周波数計
電流力計形の計器で、電気的共振現象を利用した周波数計の1種を説明する。図3・14(a)において、固定コイルF1 F2の作る磁界内に、互に直交する可動コイルM1,M2が装置されている。M1,M2コイルには、それぞれR1,C1,L1とR2,C2,L2が直列に接続されている。このような回路の同調回路の同調周波数は、基準周波数(ここでは60Hz)の上下8Hzに選ぶ。図3・14(b)はこれを示す。