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■ごあいさつ

 

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社団法人日本綱引連盟

会長 中曽根弘文

 

スポーツ人口の増加、余暇時間の増大、高齢化社会の伸展にともない、老若男女を問わず、『誰でも参加できるスポーツ』として普及してきた綱引きは、体力づくり、コミュニケーションづくりの面からも生涯を通じてのスポーツとして多くの人々に支持されてきております。また全国各地でも大小各種の大会が開催され、人々のあいだで綱引競技を楽しむことが定着してきたように思われます。

綱引競技を多くの人々に理解していただき、実践していただくことが私どもの願いでありますので、このように綱引きが全国津々浦々まで普及してきたことを大変喜ばしく思います。

一方では、力と技能を発揮する競技スポーツとしても年々発展してきました。過去においては、オリンピックの正式種目であったという歴史と伝統のある綱引競技ですが、現在でもその価値と成果を充分に認められ、ヨーロッパを中心に多くの国際競技大会が開催されております。

本日の大会は決して競技レベルの高い選手を対象とした大会ではありません。誰もが運動会やレクリエーションで経験したことのある綱引ですが、一定のルールに基づいたスポーツとしての綱引を十分楽しんでいただき、綱引の魅力をあらためて堪能していただければ幸いです。また、大会を通じて家族間・地域間での人々の連帯感及び相互理解が深められることを切に願います。

最後になりましたが、本大会の開催に尽力された関係各位に心から御礼申し上げるとともに、ご来場下さいました皆様のご支援とご理解をあらためてお願い申し上げ、綱引競技の存在と価値が再認識されることを期待しております。

 

 

 

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