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このような方策は、かなりの程度まで改善するために有効となっている。効果が上がっている他の方策として、ISMコードの枠組みの中で危険物輸送に関する安全取扱い管理、危険物の収納及び取扱いに係わる会社の品質管理、危険物輸送の従事者のための教育訓練コース及び資格要件等が含まれるであろう。

提案:

4 日本提案の検査スキームに関するMSC69での議論を留意し、日本は、この段階でSOLAS条約第VII章に規定されるべき具体的な実施方策を提案しないが、IMDGコード要件の効果的な実施を促進する又は改善する措置を取るために締約国に義務づける一般規定を含めることを提案する。IMOにより特別実施方策が作成されるまでは、採るべき措置の方法は、ここの締約国政府にゆだねられる。

5 上記検討に照らし合わせて、日本は、次の新規則XXをSOLAS第VII章A部に付け加えることを提案する。

 

規則XX

実施のための方策

締約国は、IMDGコードの要件を効果的に実施することを確実にするための方策を取らなければならない。

小委員会への要請事項:

6 小委員会に上記提案を審議し適切な措置を取るよう要請する。

 

DSC 4/6/4(WG報告):IMDGコードを強制化するためのMARPOL付録IIIの改正案

○ 主要点:W/Gの議長は、MARPOL73/78 ANNEX IIIの改正案を本文書のannexに準備した。

○ 小委員会への要請事項:パラ3

○ 関連文書:IMDG Code, MARPOL73/78,A.716(17)

1 MSC70は、DSC小委員会の作業計画の中に、IMDGコードを強制化するためのMARPOL ANNEX IIIの改正に関する項目を含むというMEPC42の決定を是認した。

2 小委員会の作業を容易にするために、W/Gの議長は、MARPOL73/78 ANNEX IIIの改正案を準備した。

3 小委員会は、MARPOL73/78 ANNEX IIIの改正案を審議し承認することが要請されている。

添付:MARPOL73/78 ANNEX IIIの改正案(省略)

 

議題7:INFコードの強制適用

 

 

 

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