(5) 船体放棄(脱出)
脱出時に大切な事は、全員がバラバラにならないよう、状況の許す限り一箇所から海上に脱出します。
?脱出の場所
足場の良い場所で、海面との高低が一番低い位置をえらびます。また、海面に船体から流出したロープ類、破損した船体の一部等、障害物の有無に注意します。
?脱出時の姿勢
船上から海面に飛び込む場合、両肘を身体の両側に密着させ、片手で鼻孔を押さえます。もう一方の手で救命胴衣の下方をしっかりと押さえ込み、飛び込んだ時に上方にずれないように注意します。飛び込む直前に大きく息を吸い込み、口を閉じ両足を揃え真っ直ぐの姿勢で足から飛び込みます。
?救命胴衣の確認
脱出後、救命胴衣の破損及び着崩れを確認します。また、膨張式救命胴衣は脱出後に膨張させます。