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図54上腕挙上法による血圧の測定

 K音が大きくなるか否かは,要するにカフより上方の血管内圧と下方の血管内圧の差によっており,差が大きいほど音が大きくなる。CCUではしばしば心筋梗塞でショックになっている患者の血圧を測るとき,非常に測りにくいことを経験していると思うが,このような状況でのK音による測定はまったくあてにならない。そして,とくに昇圧物質を用いているさいには聴診法の値は不確実である。したがって,そのようなときには必ず動脈内圧を直接測るようにする。ところで,K音を大きくするには,カフ上下の血管内圧の差を大きくすればよい。

 

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