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教育用小冊子「変わっていく医療と信頼性ある診療・看護記録の活用の仕方」

 事業名 保健医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


プロブレムの解釈

 

 私はPOSのProblemは,病名ではないと考えます。診断というのは,その患者の問題の本体が何であるかをできるだけ明確にする一つの言葉です。それは,患者のもっている問題,つまり患者がニーズとしてもっているものをどうすれば満足させられるか,どうすれば病気をもった人間を全人的に救うことができるかというケアの観点からつくっていかなければならないものだと思います。そして,患者の問題が何かというのは,実際に患者に会ってみなければわからない,患者と話をしてみなければわかりません。

 診断(Diagnosis)というのは"徹底して知る"という意味です。いまのようなチャートの書き方では,診断をつけたといっても,分類をしているというだけです。本体がわかっていないのであれば,それに対応した記録でなければなりません。医師は一日に短時間しか患者と接触しないのですから,本当の問題が何なのかなどと見極めることはとうてい無理なことが多いのです。

 たとえば内科を受診してどうも体の具合が悪いと訴えられても,診断のつけようがありません。ヘモグロビンを検査すると10mgになっている。それでは具合の悪いのは多分貧血のせいだろうというのですが,実は3年前からヘモグロビンは10mgであったのかもしれない。たまたまその時のヘモグロビン値で,医師は貧血のせいだということにした。

 頭痛を訴えた患者が来る。血圧を測ったら170mgHgであった。

 

 

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更新日: 2017年10月14日

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