■事業の内容
近年急速な展開を見せているインターネットを活用して質の高い船舶・海洋関連情報発信システムを構築し、学会の保有する膨大な学術情報を、一般および会員、関連する大学、研究機関、企業等に対して迅速に提供するサービスを展開し、人々に対して船舶・海洋に関する学術的な魅力を増大させ、船舶・海洋の重要性を認識してもらい、さらに関連技術・関連業界の発展に寄与することを目的として、以下の事業を実施した。 [1] インターネット・サーバ・システムの機能拡充 [1] ハード・ウエアの設置 造船学会事務局に2台のパソコンを設置するとともに、簡易ローカル・エリア・ネットワークを設定することによって、情報処理のためのインフラ整備を行った。 a.整備機器の概要 a 機器名 「G6-2000プロフェッショナル」及び「メディウスMM-910-X20」 [2] 学会ホームページの内容充実 造船学会が保有する情報(学会の活動、学会誌・論文集の情報、各種の委員会活動等)を、セットアップしたホームページにより公開した。 a.ホームページのトータルページ数 約1,000ページ [3] インターネット・サーバー・システムによる情報サービスシステムの構築 造船学会インターネット・サーバー・システムを東京大学内に設置し、学会ホームページを作成・運用開始し、各種情報サービスを実施する情報サービスシステムを構築した。 [2] 学会情報データベース・システムの構築 [1] データベース・システムの構築と情報提供のセットアップ 造船学会会員情報のデータベースを構築し、会員管理を効率化した。 a.データベース件数:約6,000件 [2] 造船学会各種情報のデータベース化 a.造船学会会員情報のデータベースを構築した。 b.学会事務文書情報、学会誌、論文集、シンポジウム情報など多様な情報の一括管理・情報サービスの効率的提供を可能にするデータベースの構築を検討した。 c.事務処理の低減・情報のデータベース化を推進するため、論文等の投稿をインターネット経由で行う準備を行った。
■事業の成果
[1] インターネット・サーバー・システムの構築
この事業によって、日本造船学会のインターネット・サーバー・システムを構築し、その保有する造船・海運に関する情報をインターネット上に公開する事が出来た。
この様な学会情報サービスの基盤の整備によって、学会関係者は勿論一般の人からの学術情報への問い合わせ、情報の整備に対する要求が多く寄せられるなど、このシステムの有効性が確認出来た。
[2] 学会事務局のOA化の実現
この事業によって、学会事務局のOA化を推進し、これによって学会が管理する学術情報を上記[1]のインターネットによる情報公開を行うための基盤を確立できた。
[3] 学会情報のデータベース化の環境整備
電子情報化された情報を効率的に管理するためのデータベースを購入し、これによって情報の管理が整理された形で行われ、情報公開が円滑に行われる基盤を整備出来た。
[4] 電子メール環境の整備
学会事務局において電子メール環境を整備し、学会開催の情報伝達が効率化された。
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