■事業の内容
(1) 全国の小児及び若年糖尿病患者の正しい治療の仕方を実践させるための講習会(サマーキャンプ及びスキーキャンプ)を実施した。
[1] 病気とその治療に関する基礎知識
[2] 治病の技術(自己注射、血糖の自己測定等)の習得
[3] 治療を継続する意欲を起こさせること
(2) 開催場所 全国43ヶ所
(3) 開催期間 7〜12月 平均5日間
(4) 指導者 医師 看護婦 栄養士 養護教諭 ボランティア等
(5) 参加人員 延 5,918人
■事業の成果
近年糖尿病患者の発生は増大し、厚生省の推計によると600万人を越えるといわれている。また、糖尿病を原因とする合併症の発病が多く腎障害、脳疾患、心筋梗塞、四肢壊疽、失明等、重大な関心事となっている。小児糖尿病は、ウィルス感染等を原因とする膵臓障害によるインシュリン依存型が多く、ほとんどの場合一生涯インシュリン注射を続ける必要があり、インシュリンの自己注射、血糖の自己測定等、家族や他の人の手助けにより徹底した療育が必要とされる。このため患者(小児)自身が正しい治療や療育が受けられるよう患者及びその家族に対し、直接指導を実施することにより、健全な療育増進に寄与したものと思われる。
|
|