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■事業の内容

農村地域における家族計画プログラムの推進に対する資金協力。
貧困層を中心とした住民の基礎保健サービスへのアクセスの向上に取り組むペルー保健省は、出産年齢にある女性の6割が現状以上の子供を望んでいないとされていることを踏まえ、母子の健康水準の向上を目指し、主に海岸砂漠地域の都市部の保健施設を中心に住民の家族計画に対する理解の促進、避妊法へのアクセスの改善、安全で質の高い長期間有効な避妊法の提供を目的とした家族計画プログラムを推進している。
しかし、基礎保健サービスや家族計画へのアクセスが極めて困難であることから母子保健の向上が急務とされている熱帯雨林地域の貧しい農村部においては、保健省の努力のみでは充分に対応できずにいるのが現状である。
 今般、これらの8地域を対象に貧困状態にある農村部の住民に家族計画に関する理解を促進し、近代的かつ安全な避妊法を提供する家族計画プログラムに対し資金協力要請がなされた。
(対象地域):ロレト、アマゾナス、サンマルティン、ウカヤリ、マドレデディオス他、熱帯雨林地域を中心とした8地域
(内 容):家族計画モデルセンター(8ヶ所)の設置
モデルセンターの産科医、外科医、看護婦、ヘルスワーカーの研修
理解促進、啓蒙キャンペーン及び避妊サービスの提供

 当財団としては、農村地域における家族計画プログラムを支援することにより、母子保健、住民の健康水準の向上に貢献しようとするものである。
■事業の成果






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