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■事業の内容

(1)当連合会内に学識経験者を構成員とする国際シンポジウム実行委員会を設置して、国際シンポジウムへ招請するアジア地域の国の選定、報告者として招聘するアジア地域内諸国の政府、中央銀行、大学などの統計専門家の選定を行うとともに、国際シンポジウムでの討議テーマおよび内容の決定を行った。平成9年11月27日東邦生命ホール(東京都渋谷区)で開催し、参加6ヶ国(日本を含む)の報告者が各国の統計の整備改善をどう進めていくかについての活発な報告、討議質疑が行われた。
(2)国際シンポジウム実行委員会において国際シンポジウムの報告討議などの成果について検討を行い、国際シンポジウム「アジアの持続的発展を支える統計を考える」報告書を取りまとめた。
(3)国際シンポジウム「アジアの持続的発展を支える統計を考える」報告書
  [300部]の配布予定先
   主要統計関係省庁 26部 (統計主管部局)
   都道府県 94部 (統計主管部局)
   招へい国及び参加者 50部
   統計審議会及び専門委員 53部 (学識委員)
   国際シンポジウム実行委員及び協力官 10部
   国連ESCAPなど国際統計機関各国統計局 10部
   予備 57部
   合計 300部

■事業の成果

アジア地域諸国の経済発展を着実に持続し、発展させるうえで、現実を正しく捉える統計の役割は、政策立案、諸計画策定に当たって、極めて大きいものがある。

 国際シンポジウムは、アジア地域諸国の統計専門家が一堂に会して相互に情報を交換、討議し、各国における統計の作成、利用の問題点と今後アジア地域が一体として発展していくために必要な統計の在り方について検討を行った。

 今回、国際シンポジウムを開催しわが国を含むアジア地域諸国の政府、中央銀行、大学などの専門家が一堂に会して研究討議を行ったことは有意義であり、相互依存関係を強めつつあるアジア地域諸国が今後とも発展していくうえで必要な統計の整備改善に大いに寄与するものと思われる。





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