■事業の内容
海難救助等の人命救助をはじめとする運輸交通関係、さらには社会福祉への貢献、青少年の指導育成、スポーツ・文化の振興、国際社会への貢献、地域社会への貢献などの分野において、多年にわたり積極的に奉仕活動に携わり、広く社会に顕著な貢献をした者に対して表彰し、その功労に報いることにより、これらの社会貢献活動が、明日を担う若者によって継続され、さらにより活力のある、明るく住み良い社会の実現を願うとともに、我が国の公益の振興と社会の進展に資することを目的として次の事業を実施した。
[1] 海難救助等社会貢献者の表彰
[1] 表彰候補者の推薦依頼
ａ．依頼内容 平成９年度社会貢献者表彰候補者の推薦
ｂ．依頼先 都道府県知事４７、都道府県教育委員会教育長４７、政令指定都市１２、中央公益法人代表者７９、計１８５団体
[2] 表彰候補者の推薦書の取りまとめ
ａ．推薦者 ２４都道府県知事より４３名、１４都道府県教育委員会教育長より２４名、３政令指定都市より６名、５５中央公益法人代表者より７０名、計９６推薦団体
ｂ．表彰候補者 １４３名の推薦
[3] 表彰候補者の審議・選考
ａ．第１回表彰選考委員会
委員に表彰候補者１４３名の功績内容の調査・審議が要請された。
ｂ．第２回表彰選考委員会
１４３名の功績内容を調査・審議した結果、１３９名を表彰候補者として選考した。
[4] 表彰受賞者の決定
第７０回理事会にいて平成９年度社会貢献者表彰受賞者として１３９名を表彰することを決定した。
[5] 受賞者への通知
受賞者１３９名に対して、９６推薦団体を経由し受賞決定を通知した。
[6] 式典の開催
平成９年１１月１３日、常陸宮殿下、常陸宮妃殿下両殿下ご臨席のもと、東京全日空ホテルにおいて表彰式典を開催した。
出席者 ４２９名（受賞者１３９名、同伴等１０１名、来賓１８９名）
[7] 「社会貢献者の事績」の刊行等
ａ．功績内容及び表彰式典の概要をとりまとめた事績集を刊行し、受賞者等関係先に配布した。
（作成部数７００部）
ｂ．表彰式典の模様を記録したビデオテープを作成し、都道府県関係等関係先に配布した。
（作成本数２００本）
[2] 国等から表彰を受けた者に対する副賞の贈呈
[1] 金杯 （金杯 ８個）
ａ．平成９年１２月９日 交通文化賞表彰
日本海運倶楽部 金杯 ８個
[2] 銀杯および花瓶 （銀杯７０５個 花瓶４４個）
ａ．平成９年４月２２日 観光関係功労者表彰
パレスホテル 銀杯 ３６個
ｂ．平成９年７月１８日 海事関係功労者表彰
日本海運倶楽部 銀杯２４４個、花瓶３７個
ｃ．平成９年９月１９日 航空関係功労者表彰
赤坂プリンス別館 銀杯 ３５個
ｄ．平成９年１０月１４日 鉄道関係功労者表彰
東京プリンスホテル 銀杯 ９６個、花瓶 ４個
ｅ．平成９年１０月２７日 自動車関係功労者表彰
運輸省１０階 銀杯２９４個
ｆ．平成９年１１月１２日 港湾統計調査関係者表彰
名古屋国際会議場 花瓶 ３個
■事業の成果
[1] 海難救助等社会貢献者の表彰
国の内外において不断の努力を重ね、世のため人のために多年尽くした１３９名を表彰した。
本活動は、われわれの生活が住み良い社会の実現を願う数多くの人達の無償の行為によって支えられていることを、広く一般社会に周知・啓蒙する役割を果たすとともに、明日の社会を担う若い世代に対しても、草の根の活動といえるボランティア活動の重要性を認識して継承され、「社会貢献活動」をより活性化させる大きな契機になると確信するものである。
[2] 国等から表彰を受けた者に対する副賞の贈呈
当会寄附行為第４条第２号に基づき、運輸大臣表彰を受けた者に対する副賞として、金杯８個、銀杯７０５個、花瓶４４個を贈呈し、副賞の贈呈の対象者は、運輸交通関係事業に多年精励し顕著な功績を挙げた民間の功労者であり、当会が一括して、交通文化賞受賞者に対する金杯をはじめ、観光・海事・航空・鉄道・自動車の各関係功労者及び港湾統計調査関係者に対する銀杯及び花瓶の贈呈を実施したことは、これら運輸大臣表彰を受けた者の今後一層の活躍及び運輸交通関係事業の発展並びに円滑なる推進に大きな役割を果たしている。
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