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■事業の内容

造船所の施設、作業等に関するコンピュータ応用による自動化の開発を促進し、船舶の設計、建造の省力化と作業能率の向上を図ることを目的として、CAD/CAM/CIM等を中心に、造船業全体へのコンピュータ応用に関する研究発表講演会と展示会を開催し、国内外の関係者、専門家の参加を求め、この自動化開発に関する情報、意見等を交換することによって、技術の向上に寄与するため、以下の事業を実施した。
 [1] 会議の開催
  [1] 開催場所  横浜パシフィコ
  [2] 開催時期  平成9年10月13日〜17日
  [3] 参加者   国内159名、海外143名、合計302名(日、韓、米、独、英、デンマーク、ノルウェイ、フィンランド、中国、仏、スペイン、台湾他、計23ケ国)
  [4] 会議の構成
   a.招待講演「造船業における情報技術プロジェクト」
   b.テクニカルセッション
     3セッション平行で合計27のセッションが開かれ、各社のシステム紹介、情報技術、プロ  ダクトモデル、精度管理、その他のテーマについて、19ケ国(日、独、英、韓、デンマーク、 米、ノルウェイ他)から78件の講演が行われ、活発な討議が行われた。
 [2] 論文集等の印刷、配布
   論文集、ファイナルプログラム及び参加者リストの印刷、配布を行った。
  [1] 論文集、第1巻、第2巻:
     規格:B5版、論文数 81編、頁数 : 1,132頁(総頁 1,180頁)、部数 500部
  [2] ファイナルプログラム:
     規格:A5版、頁数 31頁、部数 500部
[3] 参加者リスト:
     規格:A4版、頁数 18頁、部数 500部
■事業の成果

船舶の設計・建造における省力化と作業能率の増進は、世界の造船所、特に我が国を含む先進各国の造船所がその生き残りをかけた最大の重要課題としている。これを達成するためには、造船設計、造船施設、作業方式、管理方式等に関しコンピュータを応用した自動化開発が要であり、今回の第9回国際会議においては、内外の関係者、専門家が多数参加し、造船に係わる情報技術の最新の開発成果を広く公開し、造船の様々な分野で情報システムに係わる技術者間の技術交流を深め、意見交換を行い、技術の向上と造船業の合理化、基盤強化を大いに寄与したものと思われる。





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