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第3章 個別活動内容

 

1. 組織体制の強化

 

●当会の活動における課題として、1]幹事間の意見交換が十分でないこと、2]管理作業参加者が減少していること、3]事務局体制が十分でないこと、4]女性パワーが十分活かされていないこと、5]会員情報の把握が十分でないこと、などが取り上げられており、組織体制の不十分さに関連するものが多い。

 

●組織体制を強化する方法として「専従スタッフの確保」については第5章で述べることとして、ここでは現在の体制においても実行可能な次の2点について検討する。

 

(1)組織編成の見直し

 

●現在のように全員で月1回の幹事会と管理作業の間の雑談では、会の基本的な行事を実施するための話し合いだけで終わってしまい、将来のビジョンを語り合い、新しいプロジェクトを検討するための時間が十分ではない。

 

●一方、全員の合意を取りながら進める方法は、民主的ではあるが、決定に時間がかかり、参加者にとって自分の興味のない話に終始する場合も生じる。

 

●そこで、(表1-3-1)のようなテーマ別のグループを設け、会員の参加目的や得意分野に応じて参加できるようにし、このグループで責任を持って実務活動を進め、主体的な活動にする。

 

●特に、活動の核となっている毎月のボランティア作業は、年間スケジュール表の作成、毎月の作業企画、参加者募集、作業の指導、自然観察の指導、作業マニュアルの作成など多くの作業があるので、これらの作業の内容を明確にして、多くの会員で役割分担する。

 

●役割分担は、重層的に行なうことによって、休みたい時に休める体制にしておく。

 

●会員の特技を生かせるように、その情報を把握しておく。例えば、パソコンが得意な会員がいれば、会のホームページの作成、パソコン通信によるボランティア参加者の募集実施などについて協力を依頼することなどが考えられる。

 

 

 

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