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13・2 特性要因図

工程を安定状態に維持したり、原価を低減するなど、管理や改善をうまく行うためには、原因と結果の関係を整理しておかなければならない、不良率・工数・売上高・納期などの結果(特性という)は、設備や機械・作業のやり方・作業者・材料や部品などの原因(要因という)によって左右される。従って、よい仕事、つまりよい結果を生むためには特性に対してどのような要因が影響しているかを明らかにして、水準を下げたり、バラツキを大きくしたりしている真の原因にたいして対策をたてていくことが大切である。

特性要因図とは「問題とする特性と、それに影響を及ぼしていると思われる要因との関連を整理して、魚の骨のような図に体系的にまとめたもの」である。

多数の関係者の経験や知識を集めて作られた特性要因図は、パレート図やグラフなどと共に、品質管理を効果的に進めるために不可欠な道具である。

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