10・2 ブロック建造法の種類
ブロック建造法の種類には一般に次のものがある。
10・2・1 層式建造法
?@船底ブロックを船首尾まで搭載し次に外板ブロックを船首尾まで搭載する。更に上甲板まで搭載する。
?A下記の利点があるので小型船の場合一般に本建造法が採用されている。
a)各工程とも一定期間、同じ種類のブロックの作業を繰り返し出来る。
b)初めから仕事量が多く発生し、船台の仕事量の山谷が少ない。
c)船台上での作業者の上下移動、段取り替えが少なく作業能率・環境・安全性が良い。
d)搭載された船底ブロック上を有効に使用できる。
e)欠点としては、区画の纏まりが遅くなり検査・艤装工事が後半に集中する。