9・7 ブロック端部仕上げ伸ばし
ブロック端部仕上げ伸ばしの例を図9・6に示す。
9・7・1 中央切断面
?@船底幅は10mm/1現場シームを付加。
a)現場シーム溶接による収縮量2〜3mm。
b)ブロック形状不良吸収・決め方誤差及び船台上での歪み取り収縮量など調整代を7〜8mmとした。
ブロック形状不良時は、この7〜8mmを有効に活用しGAPミニマムを狙ってブロックの幅決めを行う。
c)従って、ビルジブロック(BK)の幅決めは片幅+5〜+10mmが狙いとなる。
d)これにより、デッキ幅がプラス気味となるのでこれを考慮してハッチエンドコーミングの伸ばしも設定する。
?A外板の高さ方向に10mm/1現場シームを付加。
a)現場シーム溶接による収縮量2〜3mm。
b)ブロック形状不良吸収・決め方誤差及び船台上での歪取り収縮量などの調整代を7〜8mmとした。
c)外板ブロックを搭載する前にビルジブロック(BK)の外板シーム部が垂下していないか確認する。これが垂下していると高さがキープ出来なくなる。
d)バルクヘッドの高さも+10mmを狙って足元に10mm程度の伸ばしを入れる。