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第5章 NC現図システムを活用した組立工作法

 

原尺現図での組立作業は部材精度にバラツキがあるため、このバラツキの吸収と完成時の精度を常に考慮しながらの高い熟練を要する作業である。

NC現図システムでは原則として四周が仕上げられた精度の高い部材が供給されるので部材正的工法が可能であり、作業の単純化・効率化に大きく貢献している。

 

5.1 小組立

 

5・1・1 小組部材の板継

?@差し越し線・WL・BLや型直線などを使用して組立るが部材精度が安定し保証されていれば開先正でも問題はない。

特に両面サブマージ溶接のI型開先の時は溶金の溶け落ちを防止するためにも型直線が確保さていれば開先GAPをゼロにする方が好ましい。

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