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3.4.5 データ伝送試験結果のまとめ

伝送部分の試作ができ擬似データによる伝送試験及び気象装置動作試験を行った。

 

伝送については、アスキーファイルを船舶搭載部から陸上部に伝送するがファイル転送を実現するためにP-DQTapiコントロールのZMODEMを利用し実現した。実際のデータ伝送においてはバイナリー転送を行っているので画像のようなファイルでも転送でき実験段階でも画像データを送受信し良好なデータを得ることができた。

 

今回擬似データを10、20、30、40、50、100KBの各サイズのファイルとして作成し船上から陸上へ手動送信して試験データを得た。

 

試験中ソフトウェアの問題を除いてデータ伝送が中断したりすることはなく比較的スムーズに行え受信データも全て正常であった。通信速度4800bpsの設定で接続が開始されID確認等が完了するまで約1分、1ファイル情報のやり取りに15秒前後かかり、転送サイズ10KB程度のファイルで約20秒ほどで転送が完了するがファイルサイズが大きくなる程、転送時間の割合がすこしづつ長くなる傾向があった。

 

バイナリー転送を行っているのでテスト的に写真のサービス版サイズのような画像データ(jpgファイル)を送ってみたが正常に伝送できた。

 

* ただし今回のシステムでは、送れるファイルが拡張子NAV、 ADC、 CTD、 XBT、 MALに限定したのでこれら以外のファイルを送る場合には拡張子を変更する必要がある。

 

 

 

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