今回構築した時間的補間を行なった。
5.2.4 開発結果
本章では構築された時間的補間を用いて、原画像に作成した疑似欠測域を補間することにより、どれだけ実測値と同じ値が算出されるか検討を行なった。
方法としては、1994年4月14日の日本全体の衛星画像を原画像(図5.2.9)としてある領域40Pixel×40Pixelを疑似雲域と仮定してその疑似雲域の欠測域を本時間的補間アルゴリズムで埋め合わせ比較した。用いた日付を表2.2に示す。
1994年4月14日の、原画像に疑似欠測域を作成し(図5.2.11(b))、これに今回新しく構築した時間的補間を行なった画像と現画像である実測値との比較を行なった。原画像と時間的補間後の画像の比較を行なうと、原画像(図5.2.11(a))中における中央の辺りの水温データが激しく変化してきる海域に対しても水温データのフロント域は同じような形になった。ここで、素材画像は比較的原画像に