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ずれやすいので再度修正する必要がある。これはマグネトロンの発振周波数が変動するためである。

 

2. 感度(GAIN)

 

遠方の物標を観測する場合は、普通時計方向に回してノイズがわずかに出る位置がよいが、比較的近距離の物標で、反射が強い場合や、物標が密着しているようなときは、多少GAINを下げた方が映像が鮮明になり見やすくなる。ただ、近距離の物標でも反射の弱い物標等は、出にくくなるので注意して操作する必要がある。

 

3. 海面反射(STC)

 

波浪による反射がある場合、つまみを反時計方向に回していくと近距離の感度が下がり、海面反射は消える。しかし、このとき海面反射と同じ強度の物標の映像も消えてしまうので、STCを操作するときは注意が必要である。

 

4. 輝度(INTENSITY)

 

ブラウン管の輝度(明るさ)は通常ノイズが見え始める程度に調整する。輝度を上げ過ぎると映像が不鮮明になり、かえって見づらくなる。

 

5. 雨雪反射抑制(FTC)

 

おもに雨雪の反射除去に使用するが、近接した輪郭のはっきりしない映像にも効果がある。しかし弱い映像は出にくくなるので注意する必要がある。

 

6. カーソル(CURSOR)

 

十文字カーソルはつまみによって時計方向にも、反時計方向にも、任意に360度回転できる。測定する場合は、物標にカーソル線を重ねると、その線の指示する方位目盛環の目盛が物標の方位である。

 

7. 方位目盛(BEARING)

 

方位目盛は、指示部の真上を0度として、ブラウン管の周囲に360度の目盛を刻んだものであるが、機種によってはこの固定目盛板のほかに、つまみでこれを時計方向、反時計方向のいずれにも任意に360度回転できるものもある。このような機種では、REL(相対方位)の場合は船首輝線に目盛の0度を合わせて方位を読み、TRUE(真方位)の場合には方位目盛を回して自船の進路の真方位を船首輝線に合わせ、これを基準にして物標の方位を読む。また、この場合は、この目盛はジャイロと連動させることもできる。

 

8. 可変距離目盛(VAR MARKER)

 

このつまみを回すと画面上の可変距離目盛が移動し、カウンタの数字で距離を直読できる。

 

 

 

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