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横軸に特性値(製品の寸法、重量、抵抗値、動作時間など)を、縦軸にデータの数(製品の数、度数)を目盛りデータの中の最大値と最小値との差を10個位の区分に分割し、両端の区間にそれぞれの最大値と最小値が含まれるように境界値を決め各区間にデータの数を記入又はチェックして柱の高さで表す。次に各柱の高さを曲線としこれに標準(規格)の線を入れてみると製品の実状と標準との関連(バラツキなど)が容易にわかる。データは少くとも50個以上とし、なるべく100個以上を単位とする。

(2)母集団の分布

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?は製品の母集団が正規の場合、?は横スベリ、?はバラツキを示す。?の場合には分布全体を正規の位置まで移動させることが比較的容易であるが、?の場合には分布全体を移動させてもだめで、位置はこのままとして点線で示すようにバラツキを小さくすれば目的が達せられる。

 

9.2.2 管理図

 

(1)管理図の種類

管理図には、計量値に対する管理図と計数値にたいする管理図の2種があるが品質の特性によってその何れかにきまる。

 

 

 

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