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(h)端子間の誤結線の点検要領の知識を有し、点検に用いる計器が使えること。

(11)防水処理

(a)電線の種類(主に太さ)に応じた防水金具が選択できること。

(b)防水金具の種類と構造が理解できること。

(c)防水金具とケーブルの水密と電気的接続が正しく行われる取付要領が理解できること。

(d)防水材料が正しく使用できること。

 

8.3 試験

 

(1)一般

(a)試験法案が作成できること。

(b)機器の機構、付属機器の作動状況が理解できること。

(c)試験中の機器の温度、圧力などの運転諸元を確認でき、また動作確認、調整ができること。

(2)回路の点検、調査

(a)関係図面(結線図、系統図)により回路の断線、誤結線がないことをテスターなどを用いて点検できること。

(b)メガーを用いて回路、機器の絶縁抵抗が測定でき短絡の有無、絶縁不良などを判断できること。

(c)半導体を用いた回路及び電話回路には500Vメガーが使用できないことを知っていること。

(d)試験前内部の点検要領を知っていること。

(3)通電

(a)諸計器、表示灯、切換スイッチの動作が確認できること。

(b)変圧器、変流器、整流器などの二次側電圧、相の異常のないことを確認できること。

(4)発電機、配電盤

(a)発電機へ負荷がかけられること。

(b)配電盤のハンドル、スイッチ、計器、表示灯を理解できること。

(c)各部の温度計測ができ温度上昇値が規格によって決められていることを知っていること。

(d)電圧変動率、並行運転、負荷移動の試験、操作、計測ができること。

(e)逆電力、過電流、過電圧の各継電器動作試験の操作、計測、調整ができること。

(f)負荷特性試験の操作、計測ができ、2台以上の発電機を有する場合は、それぞれの並行運転特性の比較判定ができること。

(5)動作試験

(a)補機運転は回路試験後行うことを知っていること。

(b)補機始動時には始動器の動作状況、電流計の読みの適否が判断できること。

(c)インターロックを有する補機の単独運転も行う要領が理解できること。

 

 

 

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