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(c)契約納期内での分納を認める。

(d)船主などの要求により設計変更を生じた場合は速かに製造中止を指示し、差支えない限り他の物品の納期も更改を認める。

(e)立会検査を行う場合は差支えない限りメーカーの申出の日時とする。また差支えないと認めた場合は社内検査時に立会検査を行う。

(f)納入を急ぐあまり定められた試験を省略してはならないが、試験方法の合理化を図り試験のための日数をかけぬようにする。

(g)納入の荷造りは差支えない限り簡単なものとし無駄な手間を省く。

(3)価  格

価格の標準は発注者が受注者側の見積価格を検討し納得のいく価格を決め発注価格とする方法が普通行われているが次のことを留意する必要がある。

(a)仕様の内容を熟知して見積り合わせを行う。

(b)他業者の割込みダンピング価格は採用しない。

(c)見積様式を定め各受注者の見積内容を同一とする。

(d)安く購入するために品質を低下させない。

(e)受注者側の材料費、工賃、経費、利益を合計した適切なものであること。

 

6.7 復習問題(5)

 

(1)在庫管理のありかたは、いかにあるべきか。

(2)資材標準化のためには、どのような考慮が必要か。

 

 

 

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