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5.7 能率管理(時数統制)

 

(1)目的

時数計画による工事を実施中、計画と実績を対照し、工事の進捗が計画通りでない場合はその原因を調査して対策を講じ計画された時数以内でその工事を達成することを目的とする。

(2)管理の方法

(a)工数計画で作成した各種の管理図、表により工事の進捗、能率の状況を把握する。

(。)時数計画、管理図に実績を記録する。

(「)生産の計画と実績を比較検討し能率を調べる。

(」)これに伴ない次期計画の改善、向上のかてとする。

(b)随時現場調査を行い計画と実際との相違を調べる。

(c)以上により要すれば図面改正、作業手順の変更、工具類の改良などの対策を立てて能率の向上を図る。

 

5.8 工程管理と関連ある管理

 

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5.8.1 運搬管理

 

(1)目的

工場内、各工場間、倉庫と作業場間など、艤装用資材の流れに対し運搬作業を合理化し、統制して生産の円滑化及び運搬費の低減を図ることを目的とする。

(2)管理の方法

運搬管理規定を作成しこれを実施する。その内容としては、

(a)工場内、各工場間、倉庫と工場間、工場又は倉庫と船殻間など作業上の配置、資材の流れを適正化する。

(b)作業工程に合せて運搬計画をたて運搬設備を効果的に活用して能率をあげる。

(c)直接工(電装作業員)による運搬率をなるべく少なくする。

(d)安全性を重視した輸送手順、依頼事項などを考慮する。

 

5.8.2 安全管理

 

(1)目的

作業者の安全を確保することを目的とする。

 

 

 

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