3.5.3 工作設備管理のありかた
(1)設備の老朽、劣化による生産量、品質の低下を防ぐ。
そのためには設備を定期的に点検、整備し故障による生産損失を防ぐ。
(2)工作方法の進歩に伴い設備の改善をはかる。
(3)治工具の精度保持、保管に留意する。
そのためには治工具を標準化し、生産量、品質の低下を防ぐ。
(4)受注量に応じた適切な拡張を計画、実施する。
そのためには現有の設備の稼働率、故障及び災害の頻度を十分検討する。
3.5.4 工作設備管理の方法
工作機器管理規定、工作治工具管理規定の社内規格を作成してこれを実施する。
なお治工具は標準化して管理を容易にする。
(1)工作機器管理規定の内容
(a)業務の種類を定める。
検査計画の立案、修理計画の立案、伝票類の発行、手順などを決める。
全工作設備に対する検査計画一覧表の例を次に示す。