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3. 品質管理

 

3.1 目的

 

客先の要求している品質の船舶を経済的に正しく造りだすのを目的とする。

船舶としての品質は性能、寸法、容量、強度などが計画どおり造られ、各部門が適正な品質を保持し、就航後も製造者側の責任となるような故障を生じないような確実な施工でなければならない。

このためには常に品質改善、工作法及び作業法の改善、検査の種類と順序の適正化、各工程の流れが円滑に行くようにし、ひいては原価の低減化に努力する必要がある。

また問題発生にはその解決に協力する必要がある。

 

3.2 品質管理のありかた

 

(1)正しい資材と正しい工作

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(2)正しい資材の入手

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(3)検査と信頼

品質は成分、形状、寸法、構造、装備、性能、耐久度、寿命、安全度、信頼度などが要求されるが、これらは検査によって証明するわけであるが製品検査には、検査実施可能と不可能の項目があり、特に不可能なものには発受注者間の信頼によることとなる。

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