(2)標準化
標準を設定し、これを活用する組織的行為をいう。
(3)品質
製品の使用目的を果たすために具備すべき性質、形状又は状態を数量的に表した値又は条件のことをいう。
(4)工程
工程とは半製品又は製品とするまでの加工作業の順序(流れ)をいう。ただし、これは時間が付帯するので日程要素を含めて工程と称することもあり、また日程管理と工数管理とを総称して工程管理と称することもある。
(5)工数
一般に1人1日程と定められた実働時間を1工数という。
(6)工程管理
日程管理(進捗管理を含む)及び工数管理(能率管理を含む)を総称して工程管理という。
2.4 船舶生産管理関係の法規、規則、規格類
2.4.1 生産管理に関係ある法規、規則、規格類
船舶の生産管理を行うためには船舶が、どのような法律、省令、規則などで建造されているかを知っておく必要がある。また生産管理を進めるには社内規格を作成せねばならないが、その内容は独断で決めず社内の状態(一般の規格、規則類、各造船所及び機器メーカーの内規と生産状況、市場の変動など)とか客筋の動向等を考慮に入れて作成することが大切である。
次に法規、規則、規格類の主なものを示す。なお規格には国際規格、国家規格、団体規格などがある。
船舶安全法及び関係法規
海上衝突予防法
船舶設備規程(JG)
漁 船 法
電 波 法
そ の 他
日本海事協会鋼船規則(NK)
AMERICAN BUREAU OF SHIPPING“RULES”(ABS)
LLOYD'S REGISTER OF SHIPPING“RULES AND REGULATIONS”(LRS)など
規 格 類
国際標準化機構(ISO)