(3)浚渫土量の比は、TSHD:70% Grab:30%
(4)運営状況
本港は取扱貨物量において、カルカッタ、ムンバイ、マドラスのかつてインドを代表する港湾より上回る勢いで発展を続けて利益計上も行っている。
しかしながら、実態を見ると完全に近代化をした施設はなく、旧態依然たる人力依存による体制が大部分を占めている。
これは、労働人口が過剰なため機械力を導入しなくても対応できるということから、鉱石、石油等の人力では扱えるものを除き、近代化に取り残されたものと見られる。しかしながら、国際的な輸送、流通機構の合理化はいやおうなしにインドにも迫っておりコンテナ輸送は年々増加し、港頭における荷役のみでなく、後方の道路鉄道を利用した流通経路を含めたモーダルシフトを考えなければならない時期に来ており、管理者の頭痛の種となっている。