日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

通信講習用 船舶電気装備技術講座(GMDSS)基礎理論編

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


このような電波は,地表面に近い大気中を通るので大気の屈折率を受ける。大気の屈折率nは気圧,温度,水蒸気圧(湿度)の影響を受けるが,地上では1.0004と1にきわめて近い。そこで実用上の便利さから,N=(n-1)×106という値をとり,これを,N単位(NU)で,屈折指数と呼ぶ。標準的な大気では,高さが高くなると空気が薄くなるので屈折率は減少し,その変化は高さの指数関数的であるが,高さlkmまではほぼ直線と見なされる。屈折率の高さに対する傾度は,△N/△h=-39NU/kmである。このように,高度が高くなると屈折率が減少するので,電波は下向きに屈折をして,見通し外まで到達することが可能であり,電波の屈折の曲率半径は近似的に,1/R=-dn/dhである。このような状態の電波も達距離の計算には,図7・9の(b)と(c)に示すように二つの方法がある。一つは,電波の通路を直線とするように地球の半径を大きくするもので、これを等価地球半径と呼び、それは標準大気では地球半径の4/3倍となる。二番目は,地球を平面と見なしたときの大気の屈折率で,この場合は電波の通路は上向きになり,修正屈折率と呼ぶ。この場合,修正屈折指数として,N単位を用いると,標準大気では,△H/△h=118MU/kmとなる。

170-1.gif

 

7・7 人工衛星からの超短波とマイクロ波の伝搬

通常の実用衛星は電離層よりも高いところにあるので,衛星からの電波は図7・10に示すように電離層と対流圏を通って地球面に達する。これらの電波は,すでに述べた通り,短波までの周波数は電離層を突抜けることはできないので,使用周波数は超短波より高い周波数の電波に限定される。これらの電波は電離層と対流圏を通る間に次のような効果を受ける。

170-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
87位
(31,629成果物中)

成果物アクセス数
142,971

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2020年1月18日

関連する他の成果物

1.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気装備技術基準編(その2)](中級用)
2.通信講習用 船舶電気装備技術講座(GMDSS)艤装工事及び保守整備編
3.通信講習用 船舶電気装備技術講座(GMDSS)法規編
4.船舶設備関係法令及び規則[資格更新研修用テキスト](強電用)
5.船舶設備関係法令及び規則[資格更新研修用テキスト](弱電用)
6.船舶電気装備資格者名簿
7.船舶電気装備技術講座[電装生産管理編](上級用)
8.船舶電気装備技術講座[SOLAS条約と国内関連法規編(電気設備)](上級用)
9.通信講習用 船舶電気装備技術講座[レーダー](機器保守整備編)
10.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気装備概論編](初級用)
11.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気装備技術基準編(その1)](初級用)
12.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気理論編](初級用)
13.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気機器編](初級用)
14.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気艤装設計編](中級用)
15.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気計算編](中級用)
16.通信講習用 船舶電気装備技術講座[船舶法規編](中級用)
17.通信講習用 船舶電気装備技術講座[試験検査編](中級用)
18.通信講習用 船舶電気装備技術講座[レーダー](基礎理論編)
19.通信講習用 船舶電気装備技術講座[レーダー](装備艤装工事編)
20.「船舶の電気装備に関する技術指導」の報告書
21.弱電ハンドブックの作成に関する中間報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から