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(2)同軸管(RF同軸ケーブル)の取扱い、布設上の注意事項

ケーブルを良好な特性で使用するために以下の点に注意する。

(a)ケーブルの取扱いについて

ケーブルを運搬あるいは布設する場合には、物に当てたり、落としたりしないように気をつける。また、ドラムよりケーブルを引き出す際には過大な張力がケーブルに掛からないように注意する。

(b)ケーブルの曲げについて

ケーブルを曲げる際には、出来るだけ大きな曲率半径を保つこと。やむを得ず小さな曲率半径で曲げる必要がある場合は、表3・3に示す値より小さくならないようにして徐々に曲げる。

165-1.gif

 

165-2.gif

(c) ケーブルの切断について

ケーブルを切断する場合には、切粉がケーブル内に入らないように気をつける必要がある。終端切断の場合は切捨側を下にし、中間切断のときはケーブルを水平に保ち、切断後は切口を下に向けて手で軽くケーブルをたたいて切粉を完全に落とす。特にケーブル内の絶縁体に切粉が付いていないことを確認する。

(3)端末金具の取付方法

端末金具はケーブルと接触する部分の接栓部品で、ケーブルの特性に最も影響を与えやすい部分なので丁寧に作業を行うこと。端末金具の形状と員数を図3・18に示す。

 

 

 

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