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コンピュータの機能を、1〜数個のLSIチップ上に集積したもので、CPU、メモリ、I/Oポートの三つの要素から成り立っている。データバスの本数により8、16、32ビット等に分けられ、ビット数の多い方が処理時間の速いCPUである。

(22)バスライン(bus line)

CPUやメモリ、I/O装置などの相互間を結ぶ信号の伝送経路のことで、データを伝送するデータバス、アドレス情報を伝送するアドレスバス、制御信号を伝送するコントロールバス等がある。

(23)レジスタ(register)

情報を一時記憶するためのもので、必要ビット数だけフリップフロップを並べたものである。

(24)RAM(ランダムアクセスメモリ・Randam Access Memory)

ほぼ同じアクセスタイムで、読み取り、書き込みができるメモリーのことで、一般には「ラム」と呼ばれている。読み出しと書き込みが自由にできることからデータやプログラムなどを記憶するメモリーとして使用される。電源が断になると記憶内容は消滅する。

(25)ROM(リードオンリメモリ・Read Only Memory)

読み出し専用のメモリーのことで、一般には「ロム」と呼ばれている。

その記憶内容は固定されていて、電源が断になっても記憶されている内容は消滅しない。種類としては、製造過程でメモリーの内容が与えられていて、以後は変更のできない「マスクROM」と、ユーザーがプログラム可能な「PROM」、書き換えが自由にできる「EPROM」とがある。

(26)ハードコピー(hard copy)

ブラウン管上に現れた文字や図形は、それに別のものが表示されたり、電源が断になると消えてしまうが、紙などに印刷されたものは保存できる。これをハードコピーという。

(27)フローチャート用のシンボル記号(symbol code for flow chart)

コンピューターを動かすプログラムを作るためには、まず、フローチャート(流れ図)を作らなければならないが、そのフローチャートには各種の記号が用いられていて、図が読みやすいように工夫されている。この記号をフローチャート用のシンボル記号といい、表5.7に示す。

(28)NMEAインターフェース(National Marine Electronics Association interface)

米国の舶用電子機器連合会(NMEA)の規格で、船舶に搭載される、航法機器や通信機器などの機器相互間接続のための手順、条件を定めたもの。

例えば、位置を自動的に挿入するために、使われる。

 

 

 

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