(3)無負荷電流の補正
(2)と同様に印加電圧が正弦波でない場合は無負荷電流の補正をする。実効値電圧計の読みを定格電圧に合わせて無負荷電流を測定する。電流の測定は実効値電流計による。次に平均値電圧計の読みを定格電圧に合わせて同様に測定する。同時に実効値電圧計の読みもとる。この時平均値電圧計の読みと,実効値電圧計の読みの差が定格電圧の10%以下ならば正弦波に対する励磁電流は2回の測定値の平均値とする。
(4)周波数に対する補正
無負荷試験にて,定格周波数の電源が得られない場合,その周波数差が少ない範囲ならば,次のように無負荷損及び無負荷電流の補正を行う。
(a)無負荷損の補正 一般にヒステリシス損は鉄損の80%とし次の式で補正する。